前回ご紹介しました小鹿田焼の陶器市と同じく、5月3日と4日に行われた小石原焼と高取焼の<春の民陶むら祭>に行ってまいりました。
福岡市内から車で一時間半ほどかかる東峰村に、小石原焼と高取焼の約50の窯元が点在しています。
今回は、大分県日田市の小鹿田焼の里から北上して東峰村に向かいました。
途中までは静かな山道でしたが、小石原地区に入った途端にものすごい渋滞に巻き込まれてしまいました。
しかし、車を降りると窯元が点在しているため、ゆったりと散歩しながら回ることができました。
上の写真は<ギャラリー小石原>。いろいろな窯元が集まり通常の二割程度安く買うことができます。
小石原焼は小鹿田焼と兄弟窯と言われていますが、もとは江戸時代中期に小鹿田に小石原の陶工が招き入れられたとされています。
特徴は『飛鉋』、『刷毛目』、『櫛目』、『流しかけ』などで、素朴で温かい風合いが持ち味です。
こちらは茶道の茶器などで有名な高取焼の窯元です。
高取焼は大名茶人の小堀遠州の七窯の一つで、陶器でありながら磁器のような薄さと軽さで、茶器から始まった焼き物ならではの気品に満ちた佇まいがあります。
小石原焼とはまた異なった風合いで、深みのある光沢と形は高取焼独自のものです。
春の民陶むら祭のレポートは以上です!
商品類は随時紹介いたします。