早水さんは鹿児島県にて、和紙を作る工程の全てをご自身で行い制作されています。
木の板などの支持体へ、自ら漉き上げた和紙を貼り、天然の染料、箔紙、木の粉・桜島の火山灰・金属粉などを混ぜ合わせた漆、などを幾層にも重ね、折敷や盛器を作られています。
見た目の重厚感とは裏腹にとても軽く、漆器と同様に食べ物を載せることもできます。
長崎県で制作されている都築明さんは、黒い土と深みのある緑の釉薬が美しいうつわを作られています。
1つの作品の中に様々な表情を見て取ることができるため飽くことはなく、現代的なフォルムと相まっていかなる料理とも馴染みます。
近年では銀彩の作品にも力を入れております。
2人の作品からは見つめていると吸い込まれてしまうような引力を感じます。
深淵へ足をかけた際の魅惑的な美しさをご堪能ください。
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<早水恵一郎 / Keiichiro Hayamizu>
鹿児島生まれ / 多摩美術大学卒
岐阜の美濃にて手漉き和紙の工程を学んだ後、地元の鹿児島にて紙漉きを始める。
@tesukihayamizu
@hayamizu.k
<都築明 / Akira Tsuzuki>
1980年 宮城県仙台市生まれ
2005年 東北芸術工科大学大学院卒業
長崎県波佐見町にて築窯
@tsuzukiakira
Photo Assistant by @maholo_maho