今回は岐阜県の美濃焼を代表する作家の中垣連次さんの粉引しのぎ小皿をご紹介します。
<粉引(こひき)>とは、李氏朝鮮時代に日本に伝わった陶器のこと。粉吹(こふき)ともいわれ、由来は「粉を引いた(吹いた)ように白い」といわれたことから。
鉄分の多い黒褐色、砂混じりの淡褐色の素地に、白泥(泥状の磁土)をずぶ掛けし、高台(こうだい)裏をも含む素地全面に白化粧を施し、その上に薄く透明釉を掛け、やや還元気味で焼き上げたものです。
こちらは粉引茶碗として有名な『三好粉引』↓
中垣さんの粉引の作品は柔らかな白の色味がよく、しのぎによって表された菊花の模様が存在感を際立てています。
食卓に合わせたときに良さを感じれる一枚です。
中垣連次「粉引しのぎ小皿」
■サイズ:直径 108mm × 高さ 20mm
¥1,080(税込)