先週末は自由が丘の友人のギャラリー「KIAN」で開催されている『”flowers and figures” by Laura Bird』へ。海外のアーティストのクラフトアイテムを中心とした展示・販売を主に行っているギャラリーです。
Laura Birdさんはイーストロンドンを拠点にイラストレーターとして活動する中で徐々に立体物へと興味が移り、現在は陶芸作品をメインに活動中のアーティスト。
個性的な絵つけが面白くて、描かれている人物のポーズや洋服などの細部に拘りを感じます。
お皿や鉢の形も柔らかなものが多く可愛らしかったです。
5/6まで開催です。
そのあとは東京オペラシティアートギャラリーの「五木田智央 PEEKABOO」。
生じゃないと感じ取れない圧倒的な迫力。
人物のモチーフがほとんどで、昔のアンダーカバーやフランシス・ベーコンを彷彿とさせるような「歪み」が表現がされています。
白から黒のグラデーションで描き出される画面はチュビスムの時代以降のフェルナン・レジェをを連想しました。
黒の質感がマットで濃く、眺めていると吸い込まれそうになるほど印象的でした。
おすすめです。こちらは6/24まで。
昨日はFarmer’s Market主催のLiverへ行ってまいりました。
インスタで観て気になっていた作家さんやエコラップを作っている友人の同級生にも偶然お会いできて良かったです。
最近気になっていたデーツも購入できて満足。とてもうまみでした。
先週はお休みを利用して『フランス人間国宝展』へ。
東博は少し久々で、平成館で開催している『運慶展』が相変わらずものすごく混んでいるので心配でしたが、こちらは空いていて見やすかったです。
東博自体には何度も足を運んでいるのですが表慶館は初めてかもしれません。
建物自体も装飾や使われている素材などが贅沢で、今回の展示場所としての相性はとても良いと思います。
フランスの人間国宝にあたる「メートル・ダール」。
傘や扇、紋章彫刻やエンボスなどのジャンルがあったり、とても若い世代の方が受賞していたりと、日本の人間国宝と違った点が多く面白かったです。傘や扇のデザインの自由さは刺激的でした。
こちらは今週末(11/26)までです。
そのあとは東洋館で中国・韓国の美術品を。
やはりどうしてもこっちを観る方に時間を使ってしまうようです。
写真は明代の景徳鎮の水差しと、2世紀頃の南朝鮮の壺。
どの時代にもそれぞれ良さがあって面白かったです。
何度観に行っても毎回発見があるので、良いものが多くある博物館にはとても助けられています。
東博の企画展にいらした際にはぜひ寄ってみてください。
11/2に益子の秋の陶器市に行ってきました!
なんと今回で100回目の開催になるみたいです!
お日柄も良く、新しく素敵な作家さんにも出会えました。
最初の写真は益子参考館。
濱田庄司の蒐集した日本各地の民芸品や美術品がみれてとてもおすすめです。
前回ご紹介しました小鹿田焼の陶器市と同じく、5月3日と4日に行われた小石原焼と高取焼の<春の民陶むら祭>に行ってまいりました。
福岡市内から車で一時間半ほどかかる東峰村に、小石原焼と高取焼の約50の窯元が点在しています。
今回は、大分県日田市の小鹿田焼の里から北上して東峰村に向かいました。
途中までは静かな山道でしたが、小石原地区に入った途端にものすごい渋滞に巻き込まれてしまいました。
しかし、車を降りると窯元が点在しているため、ゆったりと散歩しながら回ることができました。
上の写真は<ギャラリー小石原>。いろいろな窯元が集まり通常の二割程度安く買うことができます。
小石原焼は小鹿田焼と兄弟窯と言われていますが、もとは江戸時代中期に小鹿田に小石原の陶工が招き入れられたとされています。
特徴は『飛鉋』、『刷毛目』、『櫛目』、『流しかけ』などで、素朴で温かい風合いが持ち味です。
こちらは茶道の茶器などで有名な高取焼の窯元です。
高取焼は大名茶人の小堀遠州の七窯の一つで、陶器でありながら磁器のような薄さと軽さで、茶器から始まった焼き物ならではの気品に満ちた佇まいがあります。
小石原焼とはまた異なった風合いで、深みのある光沢と形は高取焼独自のものです。
春の民陶むら祭のレポートは以上です!
商品類は随時紹介いたします。