【新着】芳賀稔さんの作品のオンライン販売を開始しました。

芳賀さんは、陶芸の産地・岐阜で美濃焼を学び、その後自動車工場で働きながら作陶家としての活動してましたが、創作活動に専念するため、2010年に出身地の府中市からほど近い世羅町に工房を開きました。
作品は、自然の美しさや厳しさを感じるダイナミックな無機的印象に対し、シンプルな造形に加わる若干の人間的な柔らかさという正反対の印象を同時に内包しています。

「埋め焼き」の技法は、素焼き→釉薬をかけての本焼→その後に割木に埋めて再度焼き上げる独自の手法です。
失敗する可能性がとても高い手法ですが、その分複雑な表情を持つ焼き物に仕上がるため、芳賀さんは熱心に向き合っています。

新作の「剥白」は白系の釉薬を使った作品ながら、複雑なマットな白の質感と土と金属の間のような風合いを持つ作品です。
価格帯も手に取りやすく、シンプルなカラートーンは料理を引き立てます。

「銀彩」のシリーズは銀をふんだんに使い、厚みや積層感のある風合いを生み出しています。
ギラツキは抑えられ、一つの金属的な質感としてうまく土と調和した作品群です。

様々な技法を使い分ける芳賀さん、ぜひ生活に取りいれていただきたいです。

<芳賀稔 / Minoru Haga >
1983年 広島県府中市生まれ
2008年 多治見市陶磁器意匠研究所修了 / 卒業制作課題賞
2014年 広島県世羅郡世羅町に薪窯を作る
@minoruhaga | #芳賀稔

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