前回醤油差しをご紹介しました『廣田硝子』は明治32年(1899年)、東京墨田区で創業した老舗ガラスメーカーです。
硝子の食器や瓶、照明傘等の硝子製品が急速に広まった時代から現在に続く歴史のあるメーカーならではの「大正浪漫」や「昭和モダン」といった当時のデザインを復刻するラインナップが多くあります。
『廣田硝子』はシリモレしない「すり口のしょうゆ差し」を開発した元祖でもあります。1970年代、科学担任教師の示唆により、実験用の点滴ビンの機能に着目し、画期的な「すり口のしょうゆ差し」を日本国内で発売しました。
画期的な商品ではあったものの、当時特許は取得しておりませんでしたので、類似商品が多々出回っておりますが、廣田さんはそういったことも含め業界に貢献できたとおっしゃっています。
今ではよく見かける「すり口のしょうゆ差し」。その元祖となったのメーカーの商品をぜひお手にとって体験していただきたいです。
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