今週は展示設営を合わせて金曜日までお休みです。
船串さんの作品の色味は白・黒があると紹介しましたが、その他にも写真のような銀彩もございます。
他の色と同様のシャープな印象はそのままに、そこへ鈍めの光沢の銀が纏われます。
他の色味よりもコントラストがはっきりでますので、器肌の表情が良く見えるのも魅力です。
以前行った展示会では銀彩のシリーズを主に出展していただきました。
その時からしばらく経ち、作品がどのような仕上がりへと変わっているのか、とても楽しみです。
【船串篤司 個展 『solidity』】
2025/05/24(土) ~ 6/01(日)
平日 12:00~18:00
土日祝 11:00~18:00
休業日 | 5/27(火), 5/28(水)
<船串篤司 / Atsushi Funakushi>
1979年 茨城県水戸市生まれ
2003年 酒井茂樹氏に師事
2008年 茨城県窯業指導所 釉薬1科修了
2009年 笠間市にて独立
芳賀さんは、陶芸の産地・岐阜で美濃焼を学び、その後自動車工場で働きながら作陶家としての活動してましたが、創作活動に専念するため、2010年に出身地の府中市からほど近い世羅町に工房を開きました。
作品は、自然の美しさや厳しさを感じるダイナミックな無機的印象に対し、シンプルな造形に加わる若干の人間的な柔らかさという正反対の印象を同時に内包しています。
「埋め焼き」の技法は、素焼き→釉薬をかけての本焼→その後に割木に埋めて再度焼き上げる独自の手法です。
失敗する可能性がとても高い手法ですが、その分複雑な表情を持つ焼き物に仕上がるため、芳賀さんは熱心に向き合っています。
新作の「剥白」は白系の釉薬を使った作品ながら、複雑なマットな白の質感と土と金属の間のような風合いを持つ作品です。
価格帯も手に取りやすく、シンプルなカラートーンは料理を引き立てます。
「銀彩」のシリーズは銀をふんだんに使い、厚みや積層感のある風合いを生み出しています。
ギラツキは抑えられ、一つの金属的な質感としてうまく土と調和した作品群です。
様々な技法を使い分ける芳賀さん、ぜひ生活に取りいれていただきたいです。
<芳賀稔 / Minoru Haga >
1983年 広島県府中市生まれ
2008年 多治見市陶磁器意匠研究所修了 / 卒業制作課題賞
2014年 広島県世羅郡世羅町に薪窯を作る
@minoruhaga | #芳賀稔
今週は展示設営を合わせて金曜日までお休みです。
そして土曜日からは、船串篤司さんの個展 『solidity』が始まります。
船串さんの作品の中でも代名詞的なうつわはこちらの縁のプレートです。
液体が流れ出ないなどの利便性もさることながら、リムの存在感や余白によって料理をとても引き立てます。
インスタなどの写真ではご覧いただいたことがある方にも、ぜひ実際に使用して実感いただけますと嬉しいです。
本日は12:00〜18:00でお待ちしております。
よろしくお願いします。
【船串篤司 個展 『solidity』】
2025/05/24(土) ~ 6/01(日)
平日 12:00~18:00
土日祝 11:00~18:00
休業日 | 5/27(火), 5/28(水)
<船串篤司 / Atsushi Funakushi>
1979年 茨城県水戸市生まれ
2003年 酒井茂樹氏に師事
2008年 茨城県窯業指導所 釉薬1科修了
2009年 笠間市にて独立
@atsushifuna | #船串篤司
ガラスの粉や欠片を詰めて焼成する「パート・ド・ヴェール」という技法で作られる作品。
泉澤さんはガラス素材自体の美しさを抽出しながら、オリジナルの感性でうつわやオブジェを作られています。
今回はガラスのマグカップをお願いしました。
半透明なカップ本体と透明なハンドルのコントラストが美しい作品です。
白〜青にかけての爽やかなカラーもこれからの季節にとても合います。
現在は少量のみですが、泉澤さんは7月頭からの3人展にも出展いただく予定です。
こちらもぜひお楽しみに。
こちらの作品はオンラインショップからもご購入いただけます。
常設展示は明日までになります。
12:00〜18:00でお待ちしております。
<泉澤千景 / Chihiro Izumisawa>
1993年 岡山県生まれ
2015年 東京ガラス工芸研究所 応用科卒業
2015~2025年 HALI`S GlassArtStudio 入社
2023年 武蔵野美術大学 造形学科 工芸工業デザイン学部 修了
2025年 長野県富士見町に個人工房を構える
@izumisawa_glass | #泉澤千景
写真は、山梨県北杜市で作陶されている大橋睦さんの新作。
ざらつきの無釉の粉引の作品で仕上げられた器のなかでも、今回は灰色の表情をもつシリーズが届いています。
これまでは主に白のオーバルが人気でしたが、グレーは展示の際の蓋物や片口のみで、前々よりお皿やポットを作っていただきたいと思っており、今回新作として開発していただきました。
落ち着いた中に奥行きのある質感は、大橋さんならではのもの。
ぜひお手に取ってご覧ください。
今日は11:30〜18:00まで営業いたします。
よろしくお願いします。
<大橋睦 / Mutsumi Ohashi>
1971年生まれ
1994年 在学中より陶芸を始める
1995年 中央大学法学部卒
1996年 増穂登り窯勤務
2003年 山梨県武川町に穴窯築窯、工房を構える
@kama_hachi_ | #大橋睦