静かで揺るぎない佇まいの中に、少しの歪みやざらつきを内包したうつわたち。 日々の道具でありながら、そこに置かれるものや空間全体を、少し深く引き込んでくれるような作品群でした。
今回の展示にあたり、写真撮影では料理家・中野朱里さんにお力添えいただきました。 梶原さんのうつわに合わせて丁寧にこしらえられた料理は、土の表情と見事に呼応し、空気までも静かに整えてくれるような美しさがありました。
そして展示期間中、朱里さんの料理教室では梶原さんのうつわをふんだんに用いた特別なイベントを開催していただきました。
日常の食卓のなかで、うつわがどのように息づくのか──それを実際に体験していただけたことは、作り手にとっても、私たちにとって大きな喜びでした。
お越しくださった皆さま、気にかけてくださった方々、本当にありがとうございました。
そして個展という場にたっぷりのうつわを届けてくださった梶原さん、さまざまな形で展示に寄り添ってくださった中野朱里さんにも、心より感謝申し上げます。
今回の作品は、今後オンラインでもご紹介予定ですが、掲載まで少しお時間をいただきます。準備が整い次第ご案内いたしますので、ゆっくりお待ちいただけましたら幸いです。
次回の展示は今週土曜日より始まります。 ガラス作家・キムドンヒさんの個展『光の縫う – Sewing the Glass』が始まります。こちらもどうぞお楽しみに。
【梶原妙子 個展 『土の余白』】
2025/4/12(土) ~ 4/20(日)
平日 12:00~18:00
土日祝 11:00~18:00
休業日 | 4/15(火), 4/16(水)
作家在廊予定日 | 4/12(土)
<梶原妙子 / Taeko Kajihara>
1967年 京都市に生まれる
1990年 京都市立芸術大学卒業
1995年 佐賀県唐津市にて独立
2019年 佐賀市にて作陶
@taegon516 | #梶原妙子
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[Taeko Kajihara Solo Exhibition “Spaces in Clay”]
April 12 (Sat) – April 20 (Sun), 2025
Hours:
Weekdays 12:00–18:00
Weekends & Holidays 11:00–18:00
Closed: April 15 (Tue), April 16 (Wed)
Artist in Attendance: April 12
<Taeko Kajihara>
1967 Born in Kyoto
1990 Graduated from Kyoto City University of Arts
1995 Began working independently in Karatsu, Saga
2019 Established her studio in Saga City
Maholo – Japanese Tableware & Crafts 〒222-0011 2-8-20 Kikuna, Kohoku-ku, Yokohama, Kanagawa, Japan TEL: 045-402-5211