早水さんの折敷や盛器の仕上げは多彩です。




こちらの2枚目の写真でご説明させていただくと、左上「錫白蒔地」・左下「灰蒔地」・右上「青蒔地」・右下「黒蒔地」となります。
「錫白蒔地」は漆に砥粉という石を粉末状にしたものを加え、更に金属の錫の粉も混ぜたものになりました。全体的にはやや薄めの色味ですが、光沢がランダムに入り複雑な表情を楽しめます。
「灰蒔地」は漆に桜島の火山灰を加えたもので仕上げていたます。火山灰は早水さんがご自身で採取したもので、ザラついたマットな質感と共に強度も高められています。
「青蒔地」「黒蒔地」はそれぞれ顔料などが加えられた漆が使われています。他のものに比べても特に抽象画的な表情が楽しめるシリーズです。
この他に「錫蒔地」「アルミ蒔地」などもございます。
色だけではなく表情や触り心地も異なりますので、ぜひお手にとり比べていただきたいです。
本日も12:00〜18:00までお待ちしております。
よろしくお願いします。
【早水恵一郎・都築明 2人展『深淵』】
2022/10/8(土) ~ 10/16(日)
平日 12:00~18:00
土日 11:00~18:00
休業日 | 10/11(火), 10/12(水)
●作家在廊予定日:10/8(土)
<早水恵一郎 / Keiichiro Hayamizu>
鹿児島生まれ / 多摩美術大学卒
岐阜の美濃にて手漉き和紙の工程を学んだ後、地元の鹿児島にて紙漉きを始める。
@tesukihayamizu
@hayamizu.k
<都築明 / Akira Tsuzuki>
1980年 宮城県仙台市生まれ
2005年 東北芸術工科大学大学院卒業
長崎県波佐見町にて築窯
@tsuzukiakira