今年最初の展示会では、3名の陶芸家による作品をご紹介いたします。
鏡原愛莉さんは、罅(ひび)の技法を用いて、土の力強さをしっかりと感じられる器を制作されています。
マットな質感と深みのある色味が、存在感のある作風を引き立てています。
toriimikiさんは、柔らかで繊細なフォルムに土の持つニュアンスを加え、青や紫の結晶が浮かぶ乳白色の釉薬が特徴的な作品を作られています。
まるで夜空や湖面を切り取ったような幻想的な美しさが魅力です。
鷲沢ワシ子さんは、マットな灰色に細かな黒粒が散りばめられた、石を思わせる独特な風合いの作品を制作されています。
自然そのものの美しさを宿したようなおおらかな作風は、様々な料理を引き立てる力強さがあります。
それぞれ異なる視点やアプローチで陶芸の可能性を広げる3人の作品。
ぜひお手にとってご覧いただきたいです。
【鏡原愛莉・toriimiki・鷲沢ワシ子 3人展 『星』】
2025/1/25(土) ~ 2/2(月)
平日 12:00~18:00
土日祝 11:00~18:00
休業日 | 1/28(火), 1/29(水)
作家在廊予定日 | 1/25(土) toriiさん、鷲沢さん
<鏡原愛莉 / Airi Kagamihara>
1997年 香川県出身
2020年 京都府立陶工高等技術専門校成形コース修了
大雅工房市野雅彦氏に師事
2023年 多治見市陶磁器意匠研究所卒業
<toriimiki>
1988年 愛知県岡崎市に生まれる
2022年 とこなめ陶の森陶芸研究所修了
現在、愛知県常滑市にて制作
<鷲沢ワシ子 / Washiko Washizawa>
1999年 東京都八王子市生まれ
2020年 茨城県立笠間陶芸大学校 陶芸学科 卒業
2020年 陶芸家 Keicondo氏に師事
2022年 笠間にて独立