後藤奈々さんは新潟県新潟市を拠点に制作されています。
半磁土を使った作品は、なめらかな手触りと端正なフォルムに加え、星々の煌めきのような結晶模様が印象的です。
泉澤千景さんは「パート・ド・ヴェール」と呼ばれる技法で、ガラスの粉や欠片を焼成して作品を形づくっています。
ガラス素材そのもののの美しさを静かに引き出しながら、うつわやオブジェに独自の表情を与えています。
長野県で作陶されている降幡未来さんは、自然の風景から着想を得て、釉薬の重なりによる奥行きある色彩を表現しています。 マットな質感と柔らかなフォルムが調和したうつわは、日常にそっと寄り添います。
夏の始まりの時期に始まる3人の作風から、今回は『葵月』というタイトルを添えました。
それぞれの素材が織りなす、涼やかで奥行きのある空間をぜひご覧ください。
<後藤奈々 / Nana Goto>
1982年 新潟県生まれ。
京都で学び、笠間焼の窯元を経て、現在は地元・新潟で作陶。
@nanagoto7 | #後藤奈々
<泉澤千景 / Chihiro Izumisawa>
1993年 岡山県生まれ。
東京と武蔵美で学び、2025年に長野県富士見町へ工房を構える。
@izumisawa_glass | #泉澤千景
<降幡未来 / Miki Furuhata>
1987年 長野県生まれ。
染織を学んだ後、陶芸へ。現在は長野を拠点に活動。
@miki_furuhata | #降幡未来