濱田窯
栃木県益子町にある益子焼の窯元である、濱田窯。その歴史は、陶芸家濱田庄司が益子で作陶を始め、この地に窯を築いたことから始まります。1977年庄司が没した後も息子の晋作、孫の友緒が引き継ぎ、庄司の頃からの技法を守りつつ現在も炎を絶やさず作り続けています。濱田窯では、濱田晋作と濱田友緒親子の陶芸家としての仕事と、職人による「窯もの」と呼ばれる普段使いの器を、登り窯と塩窯、赤絵窯、ガス窯を使い製作しています。作家、又は職人の手によって一つ一つ作られている濱田窯の作品は、さらに登り窯などで自然の風合いが加わる事によって、同じ作品でも趣の違いをお楽しみいただけます。
鯨井円美
鯨井さんは茨城県笠間市で作陶されています。笠間の土の特徴を活かしたモダンな作品は柔らかい色調とマットな仕上がりの中に、釉薬や焼き目の仕上がりの差異を楽しめます。
宮本めぐみ
宮本さんは大阪府羽曳野市で作陶されています。鮮やかな結晶系のトルコ釉のラインナップと、雪のような繊細な白と青みのあるグレーが美しい雪景釉のラインナップがございます。土にもこだわり、それぞれの形や釉薬に一番合うものを研究して制作されています。
加藤祥孝
加藤さんは岐阜県土岐市にて「新しさと使い易さの両立、そして温もりのあるうつわ」をコンセプトに作陶されております。白い粉引のものや、金属のような風合いの鉄釉のもの、繊細で淡い緑の灰釉などのラインナップがあります。
阿部祐希
多治見市陶磁器意匠研究所修了後、建築設計の仕事を経て、2014年より地元愛知で作陶をしています。罅(ヒビ)を入れて描いた柄や鉄絵を施されたうつわはスタイリシュなデザインに仕上がっています。うつわの他にもアクセサリーやオブジェなども制作されています。
樋口早苗
樋口さんは美しい絵付けの作家さんで、ひとつひとつ丁寧に描かれた絵付けは、かわいらしいさとモダンさを兼ね備えた無国籍でエキゾチックな印象を受けます。轆轤挽きも得意とされているので、形も精巧で美しいです。
古谷浩一
信楽焼の陶芸作家 古谷浩一さんの工房『古谷製陶所』。どのような料理も引き立て、自由におおらかに使うことが出来るのが『白い器』です。品があり、温かみのある『粉引きの白い和食器』の陶器作りに日々取り組んでいます。『白い和食器』づくりに欠かせないのが、土です。大切な土づくりで独自の土を完成させ、その土でロクロ成型・タタラ成型をしています。器表面の下から優しく素朴な土味が見え隠れする姿は、大変深みのあるやきものとなります。 和食器の持つ温かさのようなものを生活の中でお使いいただき、楽しんでいただけたなら、 なによりも嬉しく思います。
堂本正樹
堂本さんは甲賀市信楽町にて作陶されている作家さんです。地元、信楽の土の特徴のひとつのざらつき感を残し、マットな釉薬で仕上げることでアンティークのような独自の風合いを生み出しています。特徴的な質感はありつつも使いやすい形状や、うつわの重さにも気を使われており、現代的な作品に仕上がっています。
大原拓也
大原さんは信楽で「craft-k」という工房にて制作されています。信楽らしい荒い土味を活かしながら、独自配合の釉薬を使い、粉引や刷毛目、しのぎなどの技法を使った、存在感のあるうつわが特徴です。
後藤奈々
新潟で作陶されている後藤奈々さん。後藤さんは暮らしになじんで日々使うもの、使うことでホッと癒される器を考え、陶土と半磁土(陶土と磁土を混ぜたもの)を使用し、洗練されたシンプルなカタチですが、どても暖かみのあるうつわに仕上がっています。
竹田みずほ
東京生まれの磁器の作家の竹田みずほさん。竹田さんの器は、モダンな形の中にやわらかさを感じさせるフォルムと、青白磁を中心とした繊細な色味が魅力的です。ドラマチックな世界観を持ちながらも普段使いに落とし込まれたうつわは、磁器の新しいイメージを感じさせてくれます。
藤内紗恵子
藤内さんは「日常を華やかにするうつわ」をコンセプトに、焼き物の里の一つとして有名な多治見で活動されています。通常磁器の作品は、生地の白さと均一な釉薬が特徴ですが、藤内さんの作品は磁器土にガラス釉薬をかけ、焼成し、貫入や垂れ、そして美しい色味が出るように作られています。ろくろでひとつずつ制作されているので、一点ごとに手作りならでは違いが楽しめます。
永草陽平
岐阜県多治見で活躍されている若き陶芸家、永草陽平さん。主に磁土を使い、釉薬の流れをコントロールした、繊細かつ深みのある美しいうつわが特徴です。花弁を彷彿させるような作品が多く、一度みたら忘れることのない印象的な作品ばかりです。
青木昌勝
青木さんは磁器の産地として有名な佐賀県伊万里市にて、大川内山で採れる天然青磁原石をベースに、独自に調合した「氷青磁」という釉薬をつかって氷河を思わせるような美しいうつわを作られています。窯の中の炎の影響を強く受ける手法のため、釉調の変化があり、一点一点異なった表情に仕上がるのも特徴のひとつです。