福岡の上野焼の窯元で作陶されている熊谷雅博さんの丸台皿です。

江戸時代、遠州七窯の一つである上野焼。熊谷さんはご自身の”うつわ工房”を開き、伝統的な部分を残しながら自由なスタイルの作品を作られています。

こちらの黒釉かいらぎ皿は一尺の大皿で、フラットな台皿とフチありの平皿のリバーシブル仕様となっており、非常に使い勝手の良いカタチの一品です。
熊谷雅博「黒釉かいらぎ丸台皿」
■サイズ直径 300mm × 高さ 17mm

前回ご紹介しました堂本正樹さんの丸鉢です。

こちらは緑青釉をグレイッシュな色とざらつきのある質感を上手く組み合わせ、
独自の作品に仕上げています。
「堂本正樹」緑青輪花丸鉢
■サイズ 直径 125mm × 高さ 50mm
信楽で作陶されている堂本正樹さんの黒釉菊型小皿です。

こちらの器は、タタラという板状の土から成形する技法で作られています。

日常の生活の中で使う食器としての器づくりを心掛けているという堂本正樹氏の作品は、信楽の土に昔ながらの伝統釉を使った和食器でありながら、ヨーロッパのアンティークのような雰囲気を醸しだしています。

■サイズ 直径 125mm × 高さ 12mm

本日は主に磁器を制作している作家の竹田みずほさんの新シリーズ『Cream』のご紹介です。

上質な陶石を用いた美しい白磁のお皿で、角皿・楕円皿ともに幾何学的なシルエットで、縁にそれに伴った彫り込みがデザイン施されています。
白から淡い水色にかかる繊細な色味は、合わせるものや光加減により装いを変えます。

また、お皿裏側の高台が花柄に彫り込まれているのも愛らしく、非常に意匠に凝った作品です。
角皿と楕円皿、2タイプの展開です。
竹田みずほ
「Cream 角皿」
■サイズ:127mm × 127mm × 10mm
「Cream 楕円皿」
■サイズ:215mm × 175mm × 15mm

信楽焼の陶芸作家 古谷浩一さんのマグカップのご紹介です。
昔の粉引の色味に近い ”きなり”と名付けられた新シリーズです。

少し黄味がかった趣きのある生成り色の釉薬と、黒い鉄分の斑点が優しいマグです。

しのぎの部分が重なり、持ち手には掛からないので綺麗にスタッキングできます。
古谷浩一「きなり スタッキングマグ」
■サイズ直径 85mm × 高さ 70mm