色と色、かたちと質感の境目を、まるで光で縫い合わせるように。
キムさんは、フュージングと吹きガラスを組み合わせた独自の技法で制作を行っています。
ひとつひとつのガラス片から色と模様を生み出し、それらを組み合わせて板状に焼成。
さらに吹きガラスで立体へと成形し、サンドブラストでマットな質感に仕上げた後、丹念に磨きをかけて作品が完成します。
色面が重なり合う様や、光を透かしたときの美しさは、韓国の伝統的な布細工「ポジャギ」を思わせる趣もあります。 ガラスという素材から生まれるやわらかな色彩の重なりと繊細な表情をどうぞご覧ください。
<キムドンヒ 金東希 / Donghee Kim>
1989年 韓国晶原市生まれ
2014年 神戸芸術工科大学 卒業 / 武蔵野美術大学大学院 入学
2016年 武蔵野美術大学大学院 卒業 / 富山ガラス工房 所属
2021年 埼玉県にて工房を構える
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