中山優さんのガラス作品です。
中山さんは廃ガラスを使って箸置きやマドラーなどを作られています。

中山さんの技法は「バーナーワーク」や「ランプワーク」と呼ばれているものです。
酸素バーナーでガスの炎に酸素を足して、温度を2000℃近くまで上げてガラスを溶かしています。

『すずなり』は小さなガラス一粒一粒を熔着して作られた箸置きです。
「必要とされなくなっても、役目を終えても、また心に喜びの実がなりますように。」
という中山さんの想いが込められています。

『芽吹く』と題されたマドラーはワインボトルやラムネ瓶の色味が元になってます。
マドラーなどの作品には、新品のガラスの棒を使うのが一般的ですが、中山さんは廃ガラスを掃除して溶かして棒状にする所から始められています。
そのままの色を残すことで元からのガラスの良さを生かし、種から芽が出るイメージからは生命力を感じます。

■サイズ：約 50〜70mm × 高さ 6〜10mm
■重量：約 5g
■素材：再生ガラス / なめらか
■電子レンジ：× / 食洗器：× / オーブン：×
※1点ずつサイズや重さに個体差がございますので目安としての記載となります。

＜中山優 / Yu Nakayama＞
1984年 三重県生まれ
2007年 愛知県立芸術大学 美術学部油画専攻 卒業
2009年 愛知県立芸術大学 大学院美術研究科油画専攻 修了