益子で作陶されている樋口早苗さんの作品が新しく入荷いたしました。
樋口さんは益子陶器市にも毎回出店されている人気の作家さんです。
かわいらしさの中にどこか異国情緒を感じさせる独特な柄が素敵なうつわが多く、一点一点手書きで描かれています。
うつわとしての形も美しく、一枚で食卓を華やかに彩ってくれる作品たちを是非ご覧ください。
今回は岐阜県の美濃焼を代表する作家の中垣連次さんの粉引しのぎ小皿をご紹介します。
<粉引(こひき)>とは、李氏朝鮮時代に日本に伝わった陶器のこと。粉吹(こふき)ともいわれ、由来は「粉を引いた(吹いた)ように白い」といわれたことから。
鉄分の多い黒褐色、砂混じりの淡褐色の素地に、白泥(泥状の磁土)をずぶ掛けし、高台(こうだい)裏をも含む素地全面に白化粧を施し、その上に薄く透明釉を掛け、やや還元気味で焼き上げたものです。
こちらは粉引茶碗として有名な『三好粉引』↓
中垣さんの粉引の作品は柔らかな白の色味がよく、しのぎによって表された菊花の模様が存在感を際立てています。
食卓に合わせたときに良さを感じれる一枚です。
中垣連次「粉引しのぎ小皿」
■サイズ:直径 108mm × 高さ 20mm
¥1,080(税込)
埼玉県小川町で、織部を中心に作陶されている山本一仁さんの作品をご紹介します。
深い海を思わせるような色の藍釉のたわみ鉢です。 粒子の粗い陶土を用い、凹凸のある肌触りと、ろくろ引き後にたわませた流線形のフォルムは、大胆で躍動感を感じれる一枚です。
名称は「パスタ皿」ですが、四本足の高台があるカタチなので、盛皿などにも活躍します。弓立窯 山本 一仁 「藍釉 パスタ皿」
■サイズ 250mm × 235mm × 高さ 70mm
本日は白水窯、木山 拓さんの作品をご紹介します。
木山さんは福岡県春日市の白水ヶ丘で主に青磁を作陶されています。
幾重にも重なる氷のように美しい貫入は、『氷裂紋』と良い、素地と釉薬の収縮率の差によって作り出されます。
木山さんは釉薬を何日かに分けて吹き付けており、釉薬層に厚みを持たせて独自の発色を生み出してます。
水晶の六角柱のような、鉱石を纏った器は観ている人を癒してくれるような一品です。
木山 拓 氷華瓷七寸皿
■サイズ 直径 205mm × 高さ 30mm
今回は藤内紗恵子さんの作品をご紹介いたします。
藤内さんは「日常を華やかにする器」をコンセプトに、焼き物の里の一つとして有名な多治見で活動されています。
通常磁器の作品は、生地の白さと均一な釉薬が特徴ですが、
藤内さんの作品は磁器土にガラス釉薬をかけ、焼成し、貫入や垂れ、そして美しい色味が出るように作られています。
ろくろでひとつずつ制作されているので、一点ごとに手作りならでは違いが楽しめる一品です。
平皿(小) 直径13cm × 高さ2.5cm
平皿(中) 直径15.5cm × 高さ2.5cm